平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

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ピーター・スワンソン『ケイトが恐れるすべて』(創元推理文庫)

ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫) 作者:ピーター・スワンソン 東京創元社 Amazon ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。だが、到着した翌日に、アパートメントの隣室の女性オードリーの死体が…

ベンジャミン・スティーヴンソン『真犯人はこの列車のなかにいる』(ハーパーBOOKS)

真犯人はこの列車のなかにいる (ハーパーBOOKS) 作者:ベンジャミン ・スティーヴンソン HarperCollins Amazon ぼくはアーネスト・カニンガム。まだ駆け出しのミステリー作家だが、きたる推理作家協会主催の50周年イベントになぜか招待された。豪華列車でいく…

フリーダ・マクファデン『ハウスメイド3 最後の秘密』(ハヤカワ・ミステリ文庫)

ハウスメイド3 最後の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:フリーダ マクファデン 早川書房 Amazon ハウスメイドを引退したミリーは夫エンツォと子どもを連れて郊外へ引っ越すことに。隣人スゼットの提案でハウスメイドのマーサを雇うことになるが、その日…

羽生飛鳥『歌人探偵定家 弐 百人一首推理抄』(東京創元社)

歌人探偵定家 弐 百人一首推理抄 〈歌人探偵定家〉シリーズ 作者:羽生 飛鳥 東京創元社 Amazon 1187年。平家一門の生き残り・平保盛は、前年鎌倉から帰ってきた静御前の乗った牛車と、都で行き逢う。愛する源義経が兄・頼朝との確執から行方をくらまし、彼と…

P・J・フィッツシモンズ『斜陽館殺人事件』(創元推理文庫)

斜陽館殺人事件 (創元推理文庫) 作者:P・J・フィッツシモンズ 東京創元社 Amazon 伯父、転落死。見えざる手により、投げ落とさる――。ロンドンの紳士倶楽部で余暇を過ごしていたアンティ・ブジュレーは、英国貴族の末裔である友人から電報を受け取り、一族の…

夕木春央『楽園』(講談社)

楽園 作者:夕木春央 講談社 Amazon 2年前に交通事故で死亡した両親から不動産を譲り受けた康之は、失踪した賃借人・60歳過ぎの独身婦人・海原の遺留品整理の際に、群馬の山奥の謎の物件の存在を知る。そこは、切り立った岩壁に囲まれた、「楽園」と呼ばれる…

ホリー・ジャクソン『余命一週間の探偵として』(創元推理文庫)

余命一週間の探偵として (創元推理文庫) 作者:ホリー・ジャクソン 東京創元社 Amazon ハロウィーンの晩。27歳のジェットは、何者かに殴打されて意識不明となってしまう。緊急手術を行い2日後に目覚めたものの、医師によると、彼女の脳内には確実に動脈瘤が形…

佐藤正午『ジャンプ』(光文社文庫)

ジャンプ: 長編小説 (光文社文庫 さ 11-4) 作者:佐藤 正午 光文社 Amazon その夜、「僕」は、奇妙な名前のカクテルを飲んだ。ガールフレンドの南雲みはるは、酩酊した「僕」を自分のアパートに残したまま、明日の朝食のリンゴを買いに出かけた。「五分で戻っ…

柚月裕子『暴虎の牙』(KADOKAWA)

暴虎の牙 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon 博徒たちの間に戦後の闇が残る昭和57年の広島呉原。愚連隊「呉虎会(くれとらかい)」を率いる沖(おき)虎彦(とらひこ)は、ヤクザも恐れぬ圧倒的な暴力とそのカリスマ性で勢力を拡大していた。広島北署二課暴力団係の刑…

ポール・アルテ『虎の首』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

虎の首 (ハヤカワ・ミステリ) 作者:ポール アルテ 早川書房 Amazon 休暇から戻ったツイスト博士を出迎えたのは、事件の捜査で疲れ切ったハースト警部。郊外のレドンナム村で、次いでロンドンの駅で、切断され、スーツケースに詰めこまれた女性の腕と足が見つ…

ジャック・カーリイ『デス・コレクターズ』(文春文庫)

デス・コレクターズ (文春文庫 カ 10-2) 作者:ジャック カーリイ 文藝春秋 Amazon 死体は蝋燭と花で装飾されていた。事件を追う異常犯罪専従の刑事カーソンは、30年前に死んだ大量殺人犯の絵画が鍵だと知る。病的な絵画の断片を送り付けられた者たちが次々に…

西澤保彦『神のロジック 次は誰の番ですか?』(コスミック文庫)

神のロジック 次は誰の番ですか? (コスミック文庫) 作者:西澤保彦 コスミック出版 Amazon 人里離れた全寮制の〈学校〉で、生徒は厳しい制約を受けながら推理ゲームなど風変りな課題に挑んでいた。やがて次々と殺人事件が起きて…。犯人は誰なのか? 生徒たち…

柚月裕子『凶犬の眼』(角川文庫)

凶犬の眼 「孤狼の血」シリーズ (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon 広島県呉原東署刑事の大上章吾が奔走した、暴力団抗争から2年。日本最大の暴力団、神戸の明石組のトップが暗殺され、日本全土を巻き込む壮絶な抗争が勃発した。首謀者は対抗組織で…

辛島驍『暗号と推理』(講談社 ミリオン・ブックス)

暗号と推理 (1962年) (ミリオン・ブックス) 講談社 Amazon 一概に日本には、現にスパイが八万人いるといわれる。つまり奈良市の人口に匹敵するスパイが国じゅうにうようよいるといった勘定になる。スパイと暗号はつきものである。 しかし、この本はそういっ…

フェルディナント・フォン・シーラッハ『禁忌』(創元推理文庫)

禁忌 (創元推理文庫) 作者:フェルディナント・フォン・シーラッハ 東京創元社 Amazon ドイツの名家の御曹司ゼバスティアンは、文字のひとつひとつに色を感じる共感覚の持ち主だった。ベルリンにアトリエを構え写真家として大成功をおさめるが、ある日、若い…

ジェローム・ルブリ『魔王の島』(文春文庫)

魔王の島 (文春文庫) 作者:ジェローム・ルブリ 文藝春秋 Amazon 祖母の訃報を受け、彼女は孤島に渡った。終戦直後にここで働き始めた者たちだけが住む島は不吉な気配に満ちていた。かつてっ子の島に逗留し、のちに全員死亡した子供たちが恐れた魔王とは? 積…

天祢涼『あの子の殺人計画』(文春文庫)

あの子の殺人計画 (文春文庫) 作者:天祢 涼 文藝春秋 Amazon 母子家庭で育つ小学五年生の椎名きさらは、母親から罵倒され、食事を抜かれても躾だと信じていた。周囲から「虐待だ」と指摘されるまでは。一方、神奈川県警の真壁は風俗店のオーナーの刺殺事件を…

D・M・ディヴァイン『紙片は告発する』(創元推理文庫)

紙片は告発する (創元推理文庫) 作者:D・M・ディヴァイン 東京創元社 Amazon お父さんが思ってるほど、あたしは馬鹿じゃない。誰かさんを刑務所送りにできる秘密を知ってるんだから……町議会議員の娘だが周囲に軽んじられているタイピストのルースは、職場で…

深木章子『殺意の構図 探偵の依頼人』(光文社文庫)

殺意の構図 探偵の依頼人 (光文社文庫) 作者:深木 章子 光文社 Amazon 金目当ての義父殺害を疑われる峰岸(みねぎし)諒一(りょういち)は、かたくなに無罪を主張していた。弁護人・衣田(きぬた)征夫(まさお)は、肝心な点で証言を濁す彼に終始翻弄されるが、ア…

愛川晶『巫女の館の密室~美少女代理探偵の事件簿~』(光文社文庫)

巫女の館の密室: 美少女代理探偵の事件簿 (光文社文庫 あ 31-7) 作者:愛川 晶 光文社 Amazon 美少女探偵・根津(ねつ)愛(あい)が、刑事・桐野と訪れた奥会津の秘境にある友人の別荘。そこには、急斜面をくりぬいて作った奇妙な離れがあった。十年前、このコン…

ジャクリーン・ゴルディス『メインキャラクター』(創元推理文庫)

メインキャラクター (創元推理文庫) 作者:ジャクリーン・ゴルディス 東京創元社 Amazon ベストセラー作家、ジネヴラ・Exからプレゼントされた、オリエント急行での三日間の旅。ジネヴラは実在の人物をモデルとして小説を執筆しており、最新作の主人公(メイン…

駄犬『誰が勇者を殺したか 賢者の章』(角川スニーカー文庫)

誰が勇者を殺したか 賢者の章【電子特別版】 (角川スニーカー文庫) 作者:駄犬 KADOKAWA Amazon 物心ついた頃から人を避けて生きてきた魔法使いソロン。 ある日、預言者に「ソロン、おまえを勇者と認める」と告げられ、さらに王国からも勇者認定を受けたソロ…

西式豊『処刑館殺人事件』(早川書房)

処刑館殺人事件 作者:西式 豊 早川書房 Amazon 群馬県北部の山奥に建つ豪奢な洋館「岨景館」に招かれた、ミステリ作家養成講座出身の男女六人。恩師である宇宿部彬の招集に応じて、売れっ子から新人、デビューできていない者まで、久しぶりに同期全員が集ま…

藤原喜明『猪木のためなら死ねる! 最も信頼された弟子が告白するアントニオ猪木の真実』(宝島社)

猪木のためなら死ねる! 最も信頼された弟子が告白するアントニオ猪木の真実 作者:藤原喜明,佐山聡,前田日明 宝島社 Amazon プロレス界、最大のカリスマの死から1年――。アントニオ猪木とはなんだったのかという「猪木探し」が再燃している。本書は猪木の死以…

トマス・H・クック『石のささやき』(文春文庫)

石のささやき (文春文庫 ク 6-16) 作者:トマス・H. クック 文藝春秋 Amazon 姉が壊れはじめたのは、幼い息子を亡くしてからだった。すべてが取り返しのつかない悲劇で幕をおろしたあと、私は刑事を前に顛末を語り始める……。破滅の予兆をはらみながら静かに語…

ヘレン・マクロイ『逃げる幻』(創元推理文庫)

逃げる幻 (創元推理文庫) 作者:ヘレン・マクロイ 東京創元社 Amazon 幾度も家出を繰り返していた少年が、開けた荒野(ムア)の真ん中から忽然と消えた――ハイランド地方を訪れたアメリカの軍人ダンバー大尉が地元の貴族ネス卿の娘に聞かされたのは、そんな不可…

三津田信三『忌名の如き贄るもの』(講談社文庫)

忌名の如き贄るもの 刀城言耶シリーズ (講談社文庫) 作者:三津田信三 講談社 Amazon 生名鳴(いななぎ)地方虫絰村(むしくびりむら)に伝わる「忌名(いな)の儀礼」。自らに降り掛かる災厄をすべて実体のない忌名に託す儀式の最中に、村の有力者・尼耳(あまがみ)…

松下龍之介『一次元の挿し木』(宝島社文庫)

一次元の挿し木 (宝島社文庫) 作者:松下龍之介 宝島社 Amazon ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝学を学ぶ七瀬悠(はるか)がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹・紫陽(しはる)のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎…

ジャック・カーリイ『百番目の男』(文春文庫)

百番目の男 (文春文庫 カ 10-1) 作者:ジャック カーリイ 文藝春秋 Amazon 連続放火殺人を解決、異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンには秘密があった。誰にも触れられたくないくらい秘密だ。だが連続斬首殺人が発生、事件解決のため、カーソンは過去と…

柚月裕子『孤狼の血』(角川文庫)

孤狼の血 「孤狼の血」シリーズ (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon 昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった…