平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

裁判

奥田交番襲撃事件控訴審初公判、即日結審

島津慧大被告は出廷せずって、一審の国選弁護人に委任せず控訴しているのに、何のために控訴したんだろう。控訴審の弁護人は閉廷後、出廷しなかった理由を言わないと答えているけれど、意思疎通できていないんだろうな……。 検察側が主張したように、法令違反…

窪田勇次死刑囚の第五次再審請求で、札幌高裁は再審請求を棄却した釧路地裁北見支部決定を支持し、弁護側の即時抗告を棄却

なんでこの時期にこんな記事が出てくるのだろう。見落としがあるかもしれないが、窪田勇次死刑囚の記事は死刑確定後に見たことがない。記事中に「死刑が確定した2009年以降、窪田死刑囚がほかに4回再審請求していたことも判明。いずれも昨年3月までに退けら…

そういえばわからないことがあった

先日の深谷忠記『執行』(徳間書店)を読んでいて、死刑執行後の再審請求は、飯塚事件を除いて過去に2件しかない、と書かれていた。病死後なら思いつく人はいるのだが、執行後となると誰だろう。1件は福岡事件の西武雄元死刑囚なのだが、もう1件がわからない…

大阪高裁、山田浩二被告の控訴審開かない決定

新聞記事を読む限りだと、今回、2度目の控訴取り下げに対し、有効と判断しているんだよな……。もしこれで異議を申し立てなかった場合(もしくは異議を申し立てても決定が覆られなかった場合)、死刑が確定した日付はいつになるんだ?

なんとなく調べていた

昨日、福島地裁郡山支部の裁判員裁判で検察側は天野十夢被告に無期懲役を求刑した。福島地裁で無期懲役判決が出れば11年ぶりである(このときは福島地裁いわき支部)。11年前は裁判員裁判ではなかったので、もし求刑通りの判決が言い渡されれば初めてとなる…

ちょっと意外

恵庭OL殺人事件の第二次再審請求、まだ最高裁の決定は出ていないよう(2020年7月時点)。2018年3月20日付で札幌地裁が棄却、同年8月27日付で札幌高裁が即時抗告を棄却、という早いペースだったので、それから2年経っているというのがちょっと意外。

東京地裁が伊原康介受刑者の再審請求を棄却

全然記憶がなかったので誰だっけ、と思って調べてみたら、無期懲役判決リスト2005年に再審請求したとちゃんと記載してあった。記憶力の低下が激しくていやになる。 2015年に再審請求して、約5年で地裁の決定。日弁連も支援しているし、救援しているサイトを…

控訴、上告したのだろうか

無期懲役がらみでわからないのは以下。自分で聞けよと言われそうだが(苦笑)。 原田義人被告。伊勢新聞にも結果が出ないことからすると、控訴していないと思われるのだが。津地裁だと、中山裕二被告も控訴したと思われるが不明。 池田徳信被告、藤長稜平被…

袴田巌さんの誕生日

3月10日が誕生日で、82歳になった。再審請求に対する東京高裁の決定が今月中に出る予定だが、もし再審決定の一審の判断を取り消したらどうなるのだろう。やっぱり拘置所に戻ることになるのだろうか。そんなことをしたら、世界各国から非難轟々だろうなあ。そ…

松橋事件再審開始決定で、福岡高検が特別抗告

時間切れを狙っているとしか思えない。こういうことをするから、余計に警察や検察が信じられなくなるのだが、認めないのだろうなあ、自らのミスを。お国とお役所は間違わないものらしい。

土屋和也被告の控訴審が結審

あれ、判決が来年ということは、これで2017年は高裁での死刑判決ゼロが確定か。

藤川雅己被告の裁判

初公判が11月20日で、結審が12月9日。なのに判決は来年1月14日。結審から判決まで日にち取りすぎじゃないの? 正月をまたぐなんて、裁判員に選ばれた方々も落ち着かないんじゃないだろうか。それとも何らかの事情でもあるのだろうか。

名張毒ぶどう酒事件の再審取り消しについて

正直に言えば予想外。裁判所が、論点にすら上がっていなかった概念(時間経過)を取り上げて取り消すとは思わなかった。死刑囚の再審はもう出さない、という強い意志がどこかにあるんじゃないだろうかと思ってしまう。何か、名古屋高裁が死刑執行を行ったと…

阿佐吉広被告の上告審判決期日ってもう指定されたのか?

光市母子殺人事件の元少年被告は簡単に判決期日が指定されて報道されたけれど、阿佐吉広被告の判決期日が決まったという報道は未だに見つからない。昨年の12月20日弁論だから、とっくの昔に指定されているはずなのだが。無罪主張やそれを裏付ける新証言が出…

気になる被告の最高裁判

気になる被告の最高裁判決が出ていた。浅田和弘被告と高橋裕子被告だ。 高橋裕子被告の方は“中州ママ”による夫保険金殺害事件とマスコミで騒がれたから覚えている人も多いと思う。逮捕から最高裁判決まで6年9か月。二審判決から最高裁判決まで2年4か月かかっ…

控訴審

奥本章寛被告の控訴審初公判が決定していた。早いね。2回ぐらいで結審、下手すりゃ初公判でそのまま結審してしまうかも。争点が少ないからな。とはいえ、1年前に判決が出ていた被告の初公判がまだ決まっていないという状況を考えると、どうかと思ってしまう…

23日〜26日、鳥取地裁における裁判員裁判

2009年2月21日に鳥取県米子市で会計事務所社長ら2人を殺害してキャッシュカードを奪い、1200万円を引き出したとして強盗殺人や窃盗の罪に問われた元部下の影山博司被告(55)の裁判員裁判が2月23日〜26日に鳥取地裁で開かれ、3月2日に判決が言い渡される。 …

昨日の広島高裁の判決

どこを見ても「最高裁によると、1978年以降で再審を除き、死刑求刑に対して一・二審とも無罪が言い渡されたのは3人目」と書いている。確かに土田・日石・ピース缶爆弾事件の被告は別件で有罪(執行猶予)になっているから、無罪が言い渡されたことにはカウン…

布川事件再審決定

これは素直によかったですねと言いたい。検察側は再審でも無期懲役を求刑するのかな。 さて、これで他の再審請求事件にどう波及するのかが興味深い。狭山事件、袴田事件とかは再審請求を認めても当然と思うのだが。 そういえば冤罪なんて戦後の混乱期だけだ…

裁判員制度裁判

どのマスコミも記事を詳細に描きすぎ。男子×人女子×人とか、途中で入れ替わったとか、裁判員の表情とかどうでもいいよ。4日間終わってから、制度に問題点があったかどうかを検証すればいいだけのことだろ。周囲(垂れ流される報道)に流されない冷静な判断を…

池内楯雄被告が咽頭がんのため東京拘置所で死亡

池内楯雄被告は1999〜2001年、3件の強盗殺人事件で計4人を死亡させた罪で起訴された。。2001年9月18日に東京地裁で初公判が開かれた(このときは1件の強盗殺人のみ審理)が、犯行を否認し、2008年11月10日まで110回以上の公判が開かれていたが、まだ審理中だ…

「布川事件」第二次再審請求、東京高裁は一審再審開始決定を支持

いやあ、意外でした。普通に考えたら再審は当たり前なんだけど、今の日本の裁判所が重大事件の再審を認めるとは夢にも思わなかった。最高裁への特別抗告はないと信じたい。どこかで、なぜこの裁判長は「名張毒ぶどう酒事件」の再審開始決定を取り消したんだ…

何となく虚しくなる判決

沖縄県那覇市で2005年に男性を殺害した当時現役自衛官の受刑者に対して、4月7日に1億円の損害賠償を支払う命令が那覇地裁で出された。 こう書くと、判決が確定したら遺族に1億円が支払われるようなイメージがあるのだが、実際のところ、支払われるかどうかは…

検察側、上告

吉野川のDV妻殺人事件で一審無期懲役、二審懲役30年判決を受けた木村輝彦被告に対し、高松高検が25日までに最高裁に上告。 無期懲役が減刑されて上告したのは今まであったんでしょうか? 私は初めて聞きました。

静岡県三島市の交通事故相手射殺事件

昼にNHKニュースを見ていたときの上司の会話。 A課長「なんで無期懲役なんだ。これは死刑だろ」 B所長「一人殺害じゃ絶対死刑にならない」 C副所長「だけど無期懲役じゃ15〜16年ぐらいで出てくるんだろう。理不尽だよ」 死刑と無期懲役に対する一般的…

そういえば司法統計の平成17年版が出ていた。

判決結果を確認しようと思って忘れていた。2ヶ月前の話だ(苦笑)。死刑判決の漏れはないので、問題は無期懲役判決。2005年の判決数は以下。 一審:119件(控訴後取り下げ9件)、控訴審78件(棄却63件。破棄自判15件。上告後取り下げ6件、上告51件)上告審70…

『年報・死刑廃止06 光市裁判』を買いました

ようやくという感じで「年報・死刑廃止」の2006年版が出版された。インパクト出版会のHPを見ても予告がなかなか出ないので、もしかしたら今年は出ないのかと思ったぐらい。とりあえず出版されて、ホッとしている。 テーマは予想通りの光市最高裁判決が中心…

逆送致後にまた家裁に移送されるケースって何かありましたっけ

昨年6月、携帯電話の出会い系サイトを通じて呼び出された福島市の会社員菅野拓磨さん(当時21歳)が集団暴行を受けて死亡した事件で、福島地裁(大沢広裁判長)は22日、強盗致死などの罪に問われた相馬郡内の無職少女(19)(犯行時17歳)について…

死刑確定囚の数字

8月28日付の読売新聞で、気になる記述があった(といっても、旅出さんに指摘されるまで気付かなかったが)。それによると、今年7月末までに死刑が確定した人数は11人、死刑確定者数が88人になったとある。私が把握していたのは、7月末までに87人である。最高…

被告が死亡する話

湖西市白須賀の海岸で平成十三年十二月にパキスタン国籍の建設作業員男性=当時(34)=の切断された遺体が見つかった事件で、男性を殺害したなどとして殺人、死体損壊・死体遺棄などの罪に問われ、一審静岡地裁浜松支部で無期懲役を言い渡された同国籍、…