平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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23日〜26日、鳥取地裁における裁判員裁判

2009年2月21日に鳥取県米子市で会計事務所社長ら2人を殺害してキャッシュカードを奪い、1200万円を引き出したとして強盗殺人や窃盗の罪に問われた元部下の影山博司被告(55)の裁判員裁判が2月23日〜26日に鳥取地裁で開かれ、3月2日に判決が言い渡される。
裁判員裁判が始まる前、マスコミ報道の影響云々が大きく騒がれていたし、各マスコミもその問題点を大きく掲げて反対していた社説などもあったような記憶があるのだが、その割には「裁判員裁判で初の死刑求刑か?」などと大きく騒いでいるのは本末転倒な気もする。
まあ、そのことはさておいて、問題は本当に死刑が求刑されるのか。強盗殺人事件でかつ人殺害なので、普通だったら死刑求刑は間違いないところだが、動機が私欲ではなくて事務所の運転資金や借金返済であったことがポイント。影山被告は会社を維持するために自ら借金をしていたというし、検察側も情状酌量しそうな気がするのだが……。争点は「強盗目的があったかどうか」となっているので、こちらも判決に影響しそう。被告は被害者に相当恨みがあった様子だし、逆に周囲からの評判はよさそうだし。