平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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なんとなく調べていた

 昨日、福島地裁郡山支部裁判員裁判で検察側は天野十夢被告に無期懲役を求刑した。福島地裁無期懲役判決が出れば11年ぶりである(このときは福島地裁いわき支部)。11年前は裁判員裁判ではなかったので、もし求刑通りの判決が言い渡されれば初めてとなる。
 だけど、全国紙では全然扱われない。せいぜい地方版くらい。求刑無期懲役自体が減っているし、死刑の次に重い刑なんだから、少しは全国紙で扱ってほしいものだ。
 なお、裁判員裁判無期懲役判決が一度も出ていない他の地裁は、函館、山口、徳島、松山、高知である(誤りがあったら教えてください)。この中で山口以外は裁判員裁判で死刑判決も出ていない(福島はある)。これら地裁の中で無期懲役判決がもっとも古いのは徳島地裁で、最新判決は2007年6月19日。これは高裁で破棄されて有期になっているので、無期懲役が確定した判決となると2004年6月17日までさかのぼる。
 福島では2017年2月7日、7月27日、11月9日、2018年12月14日に求刑無期に対する有期懲役判決が出ている。
 山口では2012年7月25日に求刑無期に対する有期懲役判決が出ている。
 徳島では2011年3月17日に求刑無期に対する有期懲役判決が出ている。
 松山では2019年10月24日に求刑無期に対する有期判決が出ている。なお、松山では求刑無期懲役判決有期懲役の一審判決が差し戻されて確定しているので、来年ぐらいには無期懲役判決が出る可能性はある。