平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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公訴棄却は誰

 7月6日の更新で書いた、「本日更新した無期懲役判決は、新聞記事からは一切見つけられませんでした」だが。7月6日の読売新聞に記事が掲載されていた。なお、他の新聞では見つけられなかった。
 地裁の時は判決から1~2日後に載るケースが多く、4日後というのはレアなケースだと思う。統計を取ったことがあるわけではないが。

 

 令和5年度の司法統計年報がアップされていたので見ていたのだが、不思議なことに気が付いた。無期懲役判決を受けて控訴中の被告の中に、公訴棄却の決定を受けたものが1名いるのだ。リストを見ても、該当者が思いつかない。ここ10年くらいだと、控訴審までの結果はほぼ判明している。さすがに10年以上控訴審が始まっていないと、何らかの記事にはなっているだろう。いったい誰だろうと思っていたら、折原さんが「一倉大悟被告は本日(12月12日)東京高裁に問い合わせたところ、既に終局しているとのことでした」と書き込んでくれたことを思い出した。もしかしたら、公訴棄却になったのは、一倉被告ではないだろうか。
 もちろんただの推測ではある。しかし公訴棄却ということは、病死にしろ自殺にしろ、亡くなった可能性がある。もしくは裁判を受けられないような精神状態or体調になって、訴訟能力がなくなったかだ。ただ判決文を読む限りだと、体調が悪いとか精神状態が悪いらしい記述はない。
 とまあ、これだけ書いて、全然別の被告だったらちょっと恥ずかしい。ただ、その可能性は低いと思うのだが。
 もし情報をお持ちの方がおられましたら、ご教授いただければ幸いです。

 

 なお、折原さん宛のコメントに書いていたことをこちらに書き直したのは、コメントだと検索に引っかからないからです。