平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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池内楯雄被告が咽頭がんのため東京拘置所で死亡

池内楯雄被告は1999〜2001年、3件の強盗殺人事件で計4人を死亡させた罪で起訴された。。2001年9月18日に東京地裁で初公判が開かれた(このときは1件の強盗殺人のみ審理)が、犯行を否認し、2008年11月10日まで110回以上の公判が開かれていたが、まだ審理中だった。
被告が逃亡中などの理由で審理されていない裁判を除くと、間違いなく上から数えた方が速い、長期審理中の裁判だったと思う。全ての事件を否認し、被告人質問を細切れにして審理回数を増やしたり、弁護士を解任するなど、ありとあらゆる手段で裁判を長期化させ、一審判決すら迎えずに病死か。裁判が長期化したせいか、新聞ではほとんど記事にならなかったが、判決は死刑間違いなしと思われた被告である。裁判を受ける権利は誰にもあるだろうけれど、こういう被告については裁判所の方でどうにかできなかったのだろうか、と思ってしまう。