平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

犯罪の世界を漂う

「死刑確定囚リスト」「死刑執行・判決推移」を更新。 正直に言うと、伊藤和史被告への死刑判決は仕方がないとはいえちょっと重いかなという気もする。被害者遺族には悪いが、被害者である親子には全く同情できない。殺人に走る動機も、理解できないもない。…

垣根涼介『ワイルド・ソウル』上下(幻冬舎文庫)

ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)作者: 垣根涼介出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2006/04メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 54回この商品を含むブログ (86件) を見るワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)作者: 垣根涼介出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: …

平野母子殺害 凶器DNA型、被告と一致せず

森健充被告の情報が無いと一時期話題になったが、結局DNA鑑定が3年間続いていたという理由だった。一審無罪判決で外にいるからまだいいが、これが拘置所の中に居たのだったら、3年も閉じ込められて気が狂いそうになるだろうな……。これで検察側は武器が無…

ミステリの世界を漂う

「事実は小説の元なり」に感想を追加。

佐野洋『小説三億円事件』(講談社文庫)

小説三億円事件 (講談社文庫)作者: 佐野洋出版社/メーカー: 講談社発売日: 1984/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る事実は小説よりも奇なり? 小説は現実よりも面白いか? ――十六年前に発生して日本中の話題をさらい、…

犯罪の世界を漂う

「無期懲役判決リスト 2016年度」に2件追加。

田辺青蛙『魂追い』(角川ホラー文庫)

魂追い (角川ホラー文庫)作者: 田辺青蛙,文倉十出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/12/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (12件) を見る県境を守る妖鬼の皐月(さつき)は、森に漂う"生き物の魂…

ぼやき

今年は無期懲役の最高裁判決が全然記事に出てこない。無いとは思えないのだが、記事にする価値が無いのだろうなあ……。

犯罪の世界を漂う

「ノンフィクションで見る戦後犯罪史」に本の感想を3冊追加。

中島岳志『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』(朝日文庫)

秋葉原事件 加藤智大の軌跡 (朝日文庫)作者: 中島岳志出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/06/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る2008年6月、秋葉原で死傷者17名を出す無差別殺傷事件が発生。「派遣切り」「ネット掲示板」という事…

久能靖『浅間山荘事件の真実』(河出文庫)

浅間山荘事件の真実 (河出文庫)作者: 久能靖出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2002/04/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (10件) を見る一九七二年二月二十八日。銃を持った連合赤軍の数人が長野県南軽井沢の浅間山荘に押…

中島河太郎編『ハードボイルド傑作選1』(ベストブック社 Big Bird Novels)

ハードボイルド推理小説の誕生から、ほぼ半世紀も経ようとしているのに、わが国への移植はだいぶ遅れた。ひとつには大戦を挟んだせいもあるが、日本の土壌に馴染みにくいのではないかと懸念された。 そういう危惧を一掃したのは、それぞれ個性的なスタイルを…

ミステリの世界を漂う

「事実は小説の元なり」に感想を追加。

三好徹『ふたりの真犯人 三億円の謎』(カッパ・ノベルス)

何一つ解決せずに、時効をすぎた三億円事件! 七年にわたる捜査は空しく終わった。が、警視庁の捜査方針に誤算はなかったのか? 著者・三好徹は新聞記者・重藤の眼を通し、多摩農協脅迫事件や、数多い遺留品などの資料から謎を追う。彼は「犯人」の行動の跡を忠…

犯罪の世界を漂う

「無期懲役判決リスト 2016年度」に1件追加。 勝又拓哉被告の判決はどっちに転ぶかはわからなかったが、求刑通り無期懲役判決はちょっと意外だった。結局は自白をどう判断するかであり、こればかりは裁判所でビデオを見ていないので何とも言えない。とはいえ…

別冊宝島編集部編『プロレス引退劇の全真相 総力取材108人の引退後』(別冊宝島 2446)

プロレス 引退劇の全真相 (別冊宝島 2446)出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2016/03/18メディア: 大型本この商品を含むブログ (1件) を見る「徹底追跡! あのプロレスラーは今?」ということで、108人の引退後について書かれている。天龍源一郎の引退については…

犯罪の世界を漂う

「死刑・犯罪文献を考察する」に本の感想を1冊追加。 うわー、9か月ぶりの更新だ。

澤地和夫『東京拘置所 死刑囚物語 獄中20年と死刑囚の仲間たち』(彩流社)

東京拘置所 死刑囚物語―獄中20年と死刑囚の仲間たち作者: 澤地和夫出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (2件) を見る作者は元警視庁警部の死刑囚。後藤田正晴元法相による死刑執行の再…

堀慶末被告の控訴審初公判が決まった

早っ!! 林振華被告も早かったけれど、堀被告も初公判結審になっちゃうかな。計算していないから自信はないけれど、一審死刑判決の裁判で控訴審初公判がいちばん早いのは名古屋高裁じゃないだろうか。

ダフネ・デュ・モーリア『鳥―デュ・モーリア傑作集』(創元推理文庫)

鳥―デュ・モーリア傑作集 (創元推理文庫)作者: ダフネデュ・モーリア,Daphne du Maurier,務台夏子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2000/11/17メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (36件) を見る六羽、七羽、いや十二羽……鳥たち…