Q.E.D.証明終了(41) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: コミック
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友人であるリンに依頼され、苛立ちや憎しみで苦しんでいる夫のカフ・ダービーを救うためにアメリカの刑務所を訪れた燈馬。カフはかつて、「神の目を持つ投資家」と呼ばれ、経済誌の表紙を何度も飾った男だった。カフは燈馬に、自らの過去を語る。必ず儲かる投資先を見つけてきたのは、天才占い師であるリンであったこと。そしてカフは、リンと共同経営者が拳銃で撃たれた事件に遭遇し、裁判にかけられる。「カフの追憶」。
掲載誌が季刊の『月刊少年マガジン+01』に変わったから、刊行ペースがどうなるかと思ったら、もう一つは描き下ろしだった。確かにこれだったら、今までと同じペースで刊行してくれそうだ。
「大統領逮捕事件」は燈馬vs森羅が注目。それにしても、頭がよすぎて先走りする燈馬を修正する可奈って、本当にすごい。恋愛感情云々を除いても、ベストパートナーだと思う。
「カフの追憶」については、少々アンフェア。最もこの話のいいところは、燈馬を待っている可奈の姿。当たり前の世界との橋渡しであり、フィルターであり、防波堤でもある可奈が、燈馬には必要なんだと実感させられる。