C.M.B.森羅博物館の事件目録(19) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: コミック
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ダンサーを目指す明友高校三年生、市井流河が夜のビルの前で練習中、現金を盗むところを目撃する。しかし、防犯カメラ、警備員、外注スタッフとの証言と目撃状況は異なっていた。「夜にダンス」。
東ヨーロッパ、バルキア共和国の大統領、スワミ・ガレスは汚職による不正蓄財を繰り返し、国内の経済状況を悪化させた。さらに国民の不満が頂点に達した時、演説で外国人排斥を訴え、内乱となる。反政府組織と軍の衝突による3か月の内乱で、3万人が虐殺された。国連の軍事介入で反政府軍が暫定政府の大統領に就任したが、スワミは国外逃亡、ベルギーで逮捕された。ベルギー政府はスワミを自国で裁こうとしたが、バルキアのマントリー新大統領は、自国で裁くため引き渡しを求めるべく、国際司法裁判所に訴えた。ベルギー側のアドバイザーとして、森羅が立樹とともに招かれる。そしてバルキア共和国側の補佐人は、燈馬想だった。問題となるのは、マントリーがスワミの大統領職を解くために送った「解任状」を持つ特使が行方不明になっている事だった。法廷における森羅と燈馬の対決の結果は。「大統領逮捕事件」。
「銀座夢幻亭の主人」「夜にダンス」は軽めの作品で、特に記すことはない。「夜にダンス」は、きちんと警察が捜査すれば簡単に捕まっていそうだが。やはり注目は、燈馬vs森羅となる「大統領逮捕事件」。こうして読むと、燈馬の方が一枚上手か。