珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)
- 作者: 岡崎琢磨
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: 文庫
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2013年4月、刊行。
1巻が予想以上にヒットしたから2巻が出たのだろうが、はっきり言ってネタ切れ。珈琲ネタの蘊蓄も苦しくなっているし、ワトソン役のアオヤマ君は、1巻の目標はどこへ行ったの、というぐらいへたれてしまった。あれだけバリスタから好意を向けられたら、少しぐらい積極的に動け。最後の「大事件」は、被害者側も加害者側も杜撰すぎ。妹の美空ももうちょっと上手く動かし用があったんだと思う。そもそも、姉の恋路が上手くいくように動けよ、本当に。ミステリとしては最初から期待していない。
売れると踏んで出版社サイドがシリーズものにしちゃったんだろうが、やらない方がよかったか、ここで終わらせるべきだったんじゃない。