平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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別冊宝島編集部『プロレス 暗黒の王道』(別冊宝島2126)

プロレス 暗黒の王道 (別冊宝島 2126)

プロレス 暗黒の王道 (別冊宝島 2126)

リング内容とは裏腹に経営内容の深刻化が進む旧全日本系団体。ついに関係者がその欺瞞を告発する。新日本プロレス1・4ドーム大会、注目のリング訴訟、そしてレジェンド・レスラーのスキャンダル等、マット界の暗部を抉る恒例の人気シリーズ最新作。(粗筋紹介より引用)

2014年1月発売。



季刊恒例といった感じのプロレス・スキャンダル誌。今回は(も)、旧全日本系団体に攻撃の矢を向けている。

とうとう、という感じの「全日本・白石伸生オーナーが、武藤以下W-1移籍選手スタッフに対し、違約金約3億円の支払いを求め提訴!」。ここまで来ると、これが目的だったとしか思えない(苦笑)。まあ、それは冗談としても、全日本なんて数百人しか客が来ない状況で、経営がいつまで保つのだろう。再編云々と行っても、武藤たちと旧全日系はスイングしないし、方向性も違う。今更秋山たちがNOAHと絡むとも思えない。確かに潮崎は貧乏くじを引いたようだ。NOAHに残っていれば、今頃チャンピョンになっていただろう。ルックスと体格を考えると、潮崎しかいなかったはず。NOAHの仲田龍永源遥の追放計画はあるとも思えない。まあ、NOAH、全日、W-1が合体して、一つの団体になれば、新日に対抗できる団体にはなるだろう。有り得ない夢だろうし、それを仕掛けることができる人もいないだろう。

新日は1.4ドームの評価ぐらいで、たいした記事はない。猪木絡みも古いネタばかり。ユセフ・トルコの追悼記事は、すでに知られているネタもあったけれど、結構興味深かった。プロレス経営通信簿も興味深い。DDTで1億5千万なのか。1試合幾らなんだろうけれど、所属選手を抱えてやっていけるのか、とても不安になった。それでも若い人たちは、メジャーではなく、DDTとか大日本に入ろうとしているんだよな。彼らの10年後がどうなっているかを知りたい。女子プロの高齢化は今更だなあ。すでに若返りを図っているところも多いし。憶測ばかりじゃなく、たまにはプロレスラーやスタッフにインタビューして、「核心に迫る!」なんてのをやってほしいものだ。現役で取材を受ける人がいれば、だけど。