C.M.B.森羅博物館の事件目録(18) (月刊マガジンKC)
- 作者: 加藤元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/17
- メディア: コミック
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転校生の堺修二へなぜか付きまとうクラスメイトの田崎保。そのせいか、クラスメイトの誰もが堺へ冷たい。漠然と思い出すのは、自転車に乗っている男子がトラックに轢かれるシーン。そして消えている謎の吹奏楽部部長。「A列車で行こう」。
金持ちの主婦であるド素人の女性が、自らのコレクションを飾るために庭へ立てたガラス館。ライバルの女性たちも呼んでのお披露目後、価値のあるティファニーのガラス細工が割られた。ガラスが割れる音がしたときは、全員が別室でお茶を飲んでいた。「ガラスの博物館」。
前後編で力が入っているのは「龍鳳胎」。謎そのものよりも、香港における男女の双子にまつわる話の方が面白い。あとの二つは平凡な仕上がりか。まあ、どれもこれも力が入っているより、途中で力が抜けた作品を読むほうが、ラインナップにメリハリが出てくるし、これはこれでいいのかも。