C.M.B.森羅博物館の事件目録(12) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
立樹の祖父の友人である老婆の蔵を整理していた立樹と森羅。その日は老婆の遺産を狙う孫夫婦と、横領した金を返済できず困っている税理士も泊まっていた。次の日の朝、鍵のかかった部屋で老婆は毒殺されていた。部家の中にいたのはペットのマントヒヒだけ。しかし老婆は食事をとっていなかった。「老婆と猿」。
香港で投資コンサルタントの社長がホテルから落ちて死亡した。株の暴落で大損失したという動機もあり、自殺ということで片が付くはずだった。その1ヶ月後、森羅たちは香港にある占い屋で、人気女優と出会う。彼女は3ヶ月前から、幽霊の影が見えるという。「張の幽霊」。
「封泥」では森羅の養父の1人が登場したり、森羅の過去が一部語られるなど、本来だったらもっとページを費やしてもいいだろうにと思うのだが、あっさりとした描き方に終わっている。この巻はいずれも物足りない描き方で終わっているのだが、疲れでもあるのだろうか。ちょっと気になるところである。