- 作者: ジョンダニング,John Dunning,宮脇孝雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1997/09/01
- メディア: 文庫
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1995年、スクリブナーズ社より刊行。1997年、翻訳。
これも『死の蔵書』が面白かったから新刊で買ったんだけど、今まで積んだままになっていた一冊。厚かったので、手に取ることをためらっていた。
読んでみて、前作より面白さが減った気がする。前作同様色々な古書が出てくるが、本の価値を値段だけで判断しているようで、読んでいても今一つのることができなかった。アメリカでよくあるハードボイルド・アクション小説に古書という付加価値があるから面白かったのに、その付加価値の部分が楽しめないようでは、この作品の価値も半減か。読書感覚や好みが変わってきているのに、10年以上も前に読んだ作品の続編を読んだらだめだよね。続編はすぐに読まなくちゃ。
早く終わらないかな、真相が出てこないかな、などと思いながら読んでいるようではだめ。まあ、のれなかったのだから仕方がない。シリーズの次を読もうとは思わなかった。それだけ。