予想を書こうと思って忘れていたけれど、私は本命ナイツ、対抗モンスターエンジン、穴NON STYLEでした。
では、毎度おなじみの感想。
ダイアン
構成もしっかりしているし、前半こそ少なかったものの笑いも適度に入っているしで、トップバッターとしては十分よかったと思ったが、意外に点数が低かった。本人たちも、ここでもっと笑いが取れているはず、という計算があったのではないか。
笑い飯
自分たちのスタイルを逆手に取ったような漫才は見たくなかったね。これで決勝にあがれると思っていたのだったら、もう一度自分たちの笑いを見直した方がいいと思う。ダイアンより点数が高かったことに驚き。
モンスターエンジン
うーん、この二人は漫才よりもコントやピンで見た方が面白いなあ……。もっと面白くすることができたネタだったと思う。
ナイツ
いつものようにボケ続ける漫才。面白いんだけれど、大爆笑は取れないよなと思うようになった。特に大阪の人には今ひとつと思われている気がする。
U字工事
定番中の定番ネタを持ってきた分、新鮮味に欠けたところはあったかもしれない。それにしても、笑い飯より下はないだろう。審査員は何を見ているんだ？
ザ・パンチ
緊張していたのが外から見てもわかった。いつもなら受けるところがダダ滑り。残念だったとしか言いようがない。
NON STYLE
今までの7組の中で一番受けていたかな。テンポも笑いも文句なし。
キングコング
勢い過ぎて空回りしていた部分はあったと思うけれど、去年より漫才としての面白さは上だったと思うけれどね。ここまで低評価だったのは意外。
オードリー
下馬評通りに勝ちあがってきたけれど、ここまで面白いとは思わなかった。春日のうざいツッコミが若林のしゃべりに被らなくなっているところが大きい。
＜決勝戦＞
ナイツ
最初のネタより面白かったと思うけれど、大々爆笑が取れないスタイルだから、こういうところでは損かな。個人的にはこういうスタイルにも高得点を与えることができるような審査員がほしいところ。
NON STYLE
最初のネタよりは出来が悪かったと思う。笑いを取るパターンが同じなので、続けて見せられるとちょっと飽きが来てしまう。
オードリー
うーん、悪いときのオードリーのパターンだね、これは。春日が出しゃばりすぎると、漫才としての流れが乱れてしまう。
＜個人的総評＞
NON STYLEが優勝したことに文句はない。ただ、圧勝だったというコメントが続いたのにはちょっと納得いかない。今回の決勝戦は、それほど差がなかったと思う。
全体的な面白さという点では、昨年よりずっと上だった。しかし、一昨年のチュートリアル、昨年のサンドウィッチマンのような大爆笑を取ったコンビはいなかったことが残念と言えば残念。
常連組が消えていき、新しい人たちが増えてきた今年のＭ−１だったが、来年はどんなコンビが登場するか楽しみだ。個人的には、レッドカーペットのようなネタ番組に出ていない（テレビ的に）無名の実力者たちに決勝へあがってきてもらいたいところだが。
総評とは関係ないことだが、あの舞台でも自分のキャラを突き通す春日には感心した。
それと、一番面白かったのはオートバックスのＣＭだった気がする。
