- 作者: 梶竜雄
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1984/10
- メディア: 新書
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1984年10月刊行。書き下ろしか?
どういう経路で手にしたのかが全く覚えていない。梶の乱歩賞受賞作『透明な季節』は好きだが、他の作品を読みたいと思うまでではなかったはず。
とりあえず読み始めてみたが、シラケとかナウいとか、当時の流行り言葉がカタカナで乱れ飛ぶのには、いくら女子大生の一人称視点で物語が進んでいくとはいえ、さすがにきついものがある。はっきり言えば、その時点で読む気力をなくしてしまったというのが本当のところだ。
確かに不可解な事件が続くものの、読書に没頭していないから、魅力的なものとは感じない。実際に魅力がないのか、自分が見落としているのかはわからないが、解決も大して面白くなかったし、多分その程度なんだろう、きっと。まあ、見落としていたとしても、別段後悔しないが。