- 作者: ローリー・リンドラモンド,駒月雅子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/02/08
- メディア: 新書
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キャサリンが登場する「完全」「味、感触、視覚、音、匂い」「キャサリンへの挽歌」。リズが登場する「告白」「場所」。モナが登場する「制圧」「銃の掃除」。キャシーが登場する「傷痕」。サラが登場する「生きている死者」「わたしがいた場所」。
十二年かけて書かれた10作を集めた、作者の処女短編集。2004年、ハーパー・コリンズ社より刊行。
主人公はいずれもルイジアナ州バトンルージュ市警に勤める女性警官。作品によっては、彼女たちが別の短編に登場する。
このミス1位作品ということで珍しく読んでみた(ポケミスそのものは時々買っている)けれど、退屈だった。彼女たち女性警官の日常と苦悩が主となっているため、盛り上がりに欠けるというか、地味というか。警官が主人公で、MWAを受賞しているからミステリに分類されているけれど、純文学に分類されても十分通用するんじゃないだろうか。この作品のどこがよいのか、さっぱりわからなかった。自分にはこういう作品を理解する感性がないんだろうな。