各出場者の簡単な感想を。
POISON GIRL BAND
この芸風、トップバッターには不向きだったと思う。もうちょっと客が暖まっていたら、結構爆笑していたんじゃないだろうか。とはいえ、ここで爆笑が取れないようでは、優勝なんか無理だろう。
フットボールアワー
さすが、と言いたいところだったが、無理矢理笑いに持っていこうとする強引さがあったと思う。個人的には、麒麟より下だった。
ザ・プラン9
実はダークホースとして期待していたんだけど、今一つ。5人漫才を4分でやるというのは、厳しいね。あれだったら、トリオでもできたんじゃないか。5人ならではのネタをもう練ってほしい。
麒麟
途中のアドリブが一番笑えた。途切れた流れを元に戻せる実力はさすが。
トータルテンボス
面白いんだろうけれど、笑えない。「ここで笑えよ」みたいな雰囲気がありあり。それが客にも伝わったんだと思う。
チュートリアル
素直に爆笑。納得の1位通過。しかも決勝でチリンチリンネタを残していたんだから、優勝は文句無し。
変ホ長調
独特の雰囲気で笑えたな。ネタは全然違うけれど、象さんのポットを思い出した。じわーっと来る笑いだから、この手の大会にはちょっと不利。プロにはならないでほしいな。
笑い飯
前半がちょっと笑えなかった。スロースターターという松本の評がぴったり来る。
ライセンス(敗者復活)
疲れがあったとしか思えない。ただ、国民的アニメとはいえ、アニメネタはこの手の大会では不利。少なくとも自分だったら、爆笑を取ったとしても評価を下げる。題材に頼っているという点があるからね。
決勝におけるチュートリアルは、鬼気迫るものがあったね。絶対優勝する、というオーラが漂っていた。これは去年のブラックマヨネーズもそうだった。麒麟や笑い飯は、M−1慣れしちゃったところがあるんじゃないかな。漫才を20本やらせたとき、多分麒麟や笑い飯の方が、評価は高いと思う。ただ、それは平均的な評価。突き抜けるものが、今の彼らからは見当たらない。
ただ、1回ぐらいは10分のネタをM−1でやらせてみたい。そうすれば、評価ががらっと変わるはず。