平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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別冊宝島編集部『プロレス リングの聖域』(宝島社)

プロレス リングの聖域

プロレス リングの聖域

毎度おなじみ、スキャンダル本。今回はなぜかカバー付。2018年1月刊行。

巻頭の新日本ネタは、オカダや内藤が一般人に届いていないなどといった相変わらずの内容で面白くない。

RIZINはどうでもいい。

猪木婦人の裁判の内容は初めて知ったが、まあどうでもいい内容。

DDTでの高山の事故の話は、憶測ばかりで今一つ。もうちょい検証してほしいところ。それとワンパターンのプロレスラー高齢化はどうでもいいよ。

坂田亘なんて取り上げる価値すらないだろう。

ドン荒川の話はもっといろいろあるはずだから、6つ程度でお茶を濁さず、もっとページを割いてほしかったところ。

なぜ郷田真隆九段のインタビューがあるんだ? ただのプロレスファンのインタビューでしかない。

ケンドー・ナガサキの今の話はちょっと哀しい。プロレスラー時代の話ももっと聞けばよかったのに。自伝に書けない話を中心にして。

50ページ近くに渡る、ミスター高橋によるストロング小林へのインタビューが今回の目玉。内容的には『Gスピリッツ』でのインタビューと重なるところが多いものの、新日本プロレスで一緒だったミスター高橋ならではの突込みが面白い。各レスラーへの印象などをもっと突っ込んでほしかったところ。ただ、「前編」「後編」とあるところを見ると、本当は次号に続く予定だったのに、当初予定していた原稿が載せられなくなったので、慌てて両方載せたというのが真相だろうなあ。ここまで来たら、マイティ井上と小林の禁断の対談でもやってくれれば面白いのに。

ところで予告にあった、「ノア債権者集会で飛び出した意外な債権者の面々」「倍賞美津子が弟・鉄夫の葬儀に参列しなかった猪木を大批判」「サイバーエージェントに買収されたDDTと切られたW-1の明暗」はどこに行ったの? これを読んでみたかったのに。