- 作者: 石崎幸二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/12/06
- メディア: 新書
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2012年12月、書き下ろし刊行。
女子高生シリーズ第9作目。表紙がラノベ風に変わったが、勝手に抱いていたミリアやユリとイメージが違うのにはちょっとがっかり。もっとバタ臭いイメージがあったなあ。まあ、勝手な戯言だけれども。
例によって孤島へ行くし、斉藤刑事もお約束で巻きこまれるし、血液型やDNAが事件の謎に関わってくるしと、いつものパターンを踏襲。パターンそのものも会話に組み込んで笑いに取ろうとしているのだから、この開き直りはたいしたものである。
ページも薄く、内容も薄く、島へ行くまでに半分を費やし、事件が起きたらと思ったらいつの間にか真相に迫っている。石粼が最後にビンタを食らうのもお約束。ま、気軽に読んでお約束を楽しむ作品だから、これでいいんだろうな。
たまにはもっと凝った作品を読みたい気もするけれど、それは卒業付近の話かな。ちゃんと進級しているから、時の流れはあるようだし。