- 作者: 石崎幸二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/11/03
- メディア: 新書
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連続殺人犯ミキサーによる無差別殺人事件を避けるため、新潟県の深角姿島へ避難していた国会議員天羽総治朗の孫、結花に誘われ、石崎、ミリア、ユリ、仁美のミステリィ研究会メンバーは島へ行くことに。ところが結花、兄である聡が続けて殺害され、父総一の内縁の妻である戸沢裕子が犯行を告白した遺書を残して姿を消した。このメンバーが島へ行くと、必ず何かが起こる。
2010年11月、書き下ろし。女子高生シリーズ7作目。
連続殺人事件という物騒なストーリーかと思ったら、そちらはあくまで脇。本編は相も変わらず、島での殺人事件。本当に疫病神としか思えないな、ミステリィ研。犯人はバレバレなので、考える点は動機。正直言って異常な動機だが何となく受け入れてしまうのも、現実感がないこのシリーズならではか。
ワンパターンすぎる石崎とミリアたちの会話だが、これもここまで続くとかえって楽しく感じるのは、どこかで毒されている? 結構好きなシリーズなので、もう少しペースを速くしてほしい。