平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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藤子・F・不二雄『ドラえもん』第14巻(小学館 藤子・F・不二雄大全集)

藤子・F・不二雄大全集第2期第11回配本の一冊。1974年度生まれ編の全64作品収録。『小学六年生』1986年8月号〜1987年号は再録であるため、今までより収録数は少ない。他作品にも同じ発明品はあるが、ドラえもんでは見せ方が変わる「空気クレヨン」、まさかのコラボ「怪物くんぼうし」、バカバカしいアイディアが笑える「スネ夫のおしりがゆくえ不明」、全く意味のない発明品が出てくる「「時」はゴウゴウと流れる」、映画化の基ともなった名作「さらばキー坊」、作者も忘れていたスネツグ復活「スネ夫は理想のお兄さん」、科学的なんだかナンセンスなんだか「物体変換銃」、のび太も頑張ればできる「のび太の0点脱出作戦」などを収録。
やっぱりこの巻だと、「怪物くんぼうし」をいの一番に取り上げたいところ。月報では全く触れられておりませんが。それにしても、22世紀まで『怪物くん』って読み継がれていたのだろうか(笑)。それと、あの有名な道具「タイムライト」が登場。時の流れが見えるというだけで、何の役にも立たない道具、誰が発明したのだか(苦笑)。
解説は水田わさび。二代目テレ朝ドラえもん声優である。どうせなら他の声優陣も出てほしいところ。