- 作者: ヘレンマクロイ,Helen McCloy,宮脇孝雄
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1998/09
- メディア: 文庫
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1948年発表、マクロイの第10長編。1998年翻訳。
マクロイは『暗い鏡の中に』のイメージしか持っていない。サスペンスと書かれているが、本格ミステリの味も含まれているとは思わなかった。途中で読んでいてまどろっこしいなあと思っているところでも、最後には伏線が回収されているからよかったといえばよかった。まあ、トニーみたいな登場人物には読んでいてイライラさせられたが。ただサスペンスよりは技巧というイメージのほうが強い作品。
ただ実際のところを言うと、とりあえず読みました、感心しました、という程度の感想しかない。いやあ、本当だったらもっと語れる作品なんだろうけれどね。結局最初の手記が長すぎた、疲れた、というのが本音でもある。
いやー、この程度のことぐらいしか書けないや。疲れているなあ(苦笑)。昔だったら、中身はともかく、もう少し長文を書けたのに。