ドラゴン騎士団 外伝 ワンデイ・アナザーデイ (ウィングス・コミックス)
- 作者: 押上美猫
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2008/07/01
- メディア: コミック
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毎年夏に滞在する屋敷で、リュクレオンは今年こそ黒い髪と金の瞳の少女に話しかけるつもりだった。竜帝リュクレオンと竜妃レイスリーネの幼少の頃を描いた「十字に光る星」。
魔物の森に居た頃のセシアとビアレスの一日。そして時はさかのぼり、森の奥にある洞窟に隠れていた風竜“疾風”とナディルの遭遇。「魔物の森の記憶」。
ルーンが目を覚ますと、竜城ではなぜか女装大会が開かれていた。火竜、水竜、地竜の3匹が森を探検した結末は。アルフィージとリー魔とデュ魔の平和な一日。3本の短編を集めた「HAPPIEAT CHILDREN」。
カイスターンとリュクレオンの初遭遇。「CRESCENDO」。
ザッツが気付くラスの真実。「CONFESSION【THATS】」。
ラスがカイスターンと交わす契約とは。「CONFESSION【RATH】」。
本編では描かれなかった『ドラゴン騎士団』のサイドストーリー7編を収録。
一応完結したけれど、いくつかの謎、というか描かれなかったエピソードを描いた一冊。こうしてみると、シリアスよりも、コメディタッチの彼らのほうが面白く感じてしまうのは私だけ? まあ、バックグラウンドがあまりにも過酷だから、せめて表面だけでも笑いの耐えない幸せな日々を見ていたいと思うからかもしれないが。
個人的には、ラスとセシアなどの甘々なその後の一日を読んでみたかったのだが。ルウォークとセルノズーラがデレデレになる姿は特に見てみたい。
新連載が始まるということで、もう「ドラゴン騎士団」が描かれる事はないんだろうね。いつの間にか、文庫本も完結していたし。ただねえ、「ASUKA2」と「月華佳人」のけりを付けるほうが先だろう、とは言いたい。