AP通信によると、警察小説の新たな形を確立した「87分署」シリーズで知られる米国の作家エド・マクベイン(本名エバン・ハンター)さんが6日、米コネティカット州ウェストンで喉頭(こうとう)がんのため死去した。78歳だった。
56年の「警官嫌い」に始まった87分署シリーズは、50冊以上に及ぶ。ニューヨークをモデルにした架空の都市で起きる犯罪に取り組む87分署の警察官たちの捜査を人情味あふれる筆致で生き生きと描いた。警察小説やテレビの刑事もの、海外の作家にも大きな影響を与え、「キングの身代金」は黒沢明監督の「天国と地獄」の原作になった。アルフレッド・ヒチコック監督の「鳥」の脚本を書いたことでも知られる。(朝日)
自分はマクベインを数冊しか読んでいない(周辺書や雑誌特集の方が多かったりして)けれど、ものすごく残念ですね。一つの時代が、また終わってしまた。ご冥福をお祈りします。