佐々木淳子『ディープグリーン』第1巻（講談社 ミチャオKC）

ディープグリーン(1) MiChao!KC (KCデラックス)

"夢の中で死んだ人間は、現実でも死ぬ！"『Ｒドリーム』と呼ばれる悪夢の中で、人類に襲いかかる正体不明の存在ゼル。

そのゼルと戦い続ける謎の少年リュオンの活躍を描いたＳＦファンタジー巨編『ダークグリーン』の続編。
人類の命運を背負い、リュオンが単身ゼルの中枢に突入してから数十年、『Ｒドリーム』を記憶するものも少なくなっていた。そんなある日、高校1年生の愛川舞は、夢の中で記憶を無くした迷子の少年と出会う。
舞の夢に出てきたその少年こそ、記憶も力も無くした伝説の少年リュオンであった。再び『Ｒドリーム』の悪夢が始まろうとしているのか？（粗筋紹介より引用）
ウェブ雑誌に連載されている、ＳＦマンガの名作『ダークグリーン』の続編。番外編として中編集『リュオン』があったが、今回はそれなりの長編になりそう。温暖化が進んだ今だからこそ、リュオンの復活が必要だというのはわかる。昔ほどの絵の綺麗さはなくなった気もするが、それは仕方のないことだろう。
角川から斬られてしばらく低迷していたが、ここらで復活を期待したい。