平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

犯罪の世界を漂う

「死刑に関するニュース」に14件追加。
「高裁係属中の死刑事件リスト」「死刑執行・判決推移」を更新。
無期懲役判決リスト 2006年度」に1件追加。
「求刑無期懲役、判決有期懲役 2006年度」に1件追加。
「求刑無期懲役事件公判予定」に1件追加。
5日ぶりの更新。ニュースや判決が多いです。
気になる記事もいくつかありました。
一・二審死刑だった高橋義博被告の最高裁判決は2006年10月26日。弁論から1ヶ月ちょっとでの判決です。
一・二審死刑だった松田康敏被告の最高裁弁論は2006年12月12日。9被告ごぼう抜き(意味が違うか)の弁論。オウム関連や無罪主張の被告、無期懲役仮釈放中の被告など、難しそうな被告が多いのが理由なのかな。来年は死刑確定囚100人どころか、110人を越えてしまいそうです。
一・二審死刑だった小林光弘被告の最高裁弁論は2007年1月23日。篠沢一男被告より弁論が早い理由が思い浮かびません。この辺の「順番」はどうやって決めているんでしょう。死刑確定囚にとっては、死刑判決確定の早い順が、そのまま執行順序に結びつくのですから、このあたりも明確にした方がよいのではと思ってしまいます。そういう意味では、「年報死刑廃止」あたりで中山進死刑確定囚の最高裁判決が他の被告よりも格段に早かったのかという理由を追いかけてもらいたかったところです。
また、今年も「死刑囚表現展」が開かれていたんですね。記事の扱いは去年より小さかったようですが。気になったのは「庄子幸一死刑囚」という表記。まだ最高裁判決は出ていないはずなんですが……。
無期懲役判決の方ですが、少年3被告の控訴が棄却されていました。少年被告ですから、もっと大きな扱いでもいいような気がしますが、載っていたのは地方版のみ。無期懲役控訴審程度では、ニュースバリューがないということなのかもしれません。