平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

犯罪の世界を漂う

「死刑に関するニュース」に8件追加。
無期懲役判決リスト 2006年度」に1件追加。
「高裁係属中の死刑事件リスト」「死刑執行・判決推移」を更新。
ここ1,2年、裁判で被害者遺族が「被告を死刑にしてほしい」「被告を死刑にせず、一生償わせてほしい)といった類の発言をした記事は、出来る限り「死刑に関するニュース」に載せようとしている。
死刑廃止論者はこう語る。「死刑、加害者の死は必ずしも被害者遺族の慰めにはならない」と。確かにそうなのかもしれない。しかし、誰がそう断定できるのだろうか。「慰めにはならないかもしれないが、加害者が生きていることには耐えられない」。そう思う人も多いのではないか。“加害者の死”は、慰めとは別の次元にあるものではないか。死刑存廃論議に、できるかぎり被害者遺族の声を届けてみたい。新聞記事に載っている声は、被害者遺族のわずか数パーセントでしかない。それでも表に出ている声は出きる限り拾い上げたい。そういう思いが私にはある。力不足であることは承知の上だ。
死刑を求める被害者遺族を前に、「死刑、加害者の死は必ずしも被害者遺族の慰めにはならない」と正面切って訴えることの出来る廃止論者はいるのか? 彼らを説得できる廃止論者はいるのか? 彼らのいないところで大声を上げる人たちの廃止論など、私は受け入れられない。彼らを傷つけてまで廃止論を訴える人の言うことなんか、私は信じない。