「死刑に関するニュース」に4件追加。
「無期懲役判決リスト 2006年度」に1件追加。
後藤良次被告（一・二審死刑判決、上告中）が3件の殺人事件に関与したという上申書を提出してから約1年。1件について、詐欺の疑いで被害者の妻や親族が逮捕された。私は、後藤被告が裁判を引き延ばすための戦術ではないかと半分疑っていたのだが、少なくとも1件については真実の吐露だったようだ。それにしても、発見されなかった保険金殺人事件って、いったい何件あるんだろうね。
それと1974〜75年の連続企業爆破事件で1987年に死刑が確定した大道寺将司死刑囚、益永利明死刑囚の第2次再審請求が、東京地裁で棄却されていた。「人が殺害できるほどの威力があるとは認識していなかった」というのは、裁判の状況を何も知らない人から見たら、ただの言い逃れにしか見えないけれどね。往生際が悪すぎる。それでも共犯者はいまだ国外逃亡中だから、死刑が執行される可能性は限りなく低い。反省らしい反省もせず、自らを正当化している死刑囚を見ても、「償い」なんて言う言葉を吐くのですか、死刑廃止論者の皆さんは。彼らにとって、生きて償うとはどうすることなんですか？
