平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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高河ゆん『REN-AI【恋愛】完全版』第1巻、第2巻(秋田文庫)

1988年から『月刊プリンセス』で連載された『REN-AI【恋愛】』、1998年から『クリムゾン』で連載された『恋愛◆CROWN◆』、同年に『月刊プリンセス』に再開された『REN-AI【恋愛】SECOND SEASON』の3つをまとめた完全版。懐かしいなあ……。当時の高河ゆんは好きだった。少なくとも同人誌を買って、ファンクラブに入るほどには。設定に矛盾があろうと、途中でストーリーがぶち切りされようと(笑)、未完ばかりだろうと(大笑)。一応2000年ぐらいまで読んでいたけれど、好きだったのはやはり『アーシアン』『源氏』を連載していたころかなあ。『REN-AI【恋愛】』なんて、ちょうど好きな頃に当たる。山場ばかりを並べるような漫画が多かったけれど、『REN-AI【恋愛】』はまだストーリーがあったよね、うん。この人の絵が変わったのは、旦那(たつねこ)の影響が強いのかなあ……。こうやって二つ並べられると、やっぱり初期の頃の絵が好きだったことがよくわかる。

全然知らなかったが、『月刊プリンセス』掲載版って、単行本未収録15P(連載1回分かな)があったんだね。よりにもよって、SECOND SEASONの主役となる池柴愛美と立花真吾の初遭遇シーンじゃないか。なんでそんな大事なところで、連載を止めるかなあ、高河ゆんも。そういえば池柴愛美って、初期設定では小学1年生なのに、クリムゾン版では10歳。まあ、さすがに設定に無理があることに気付いたか。とはいえ、弁当を作る10歳って、結構すごい気もするが。
とまあ、当時を思い出しながら、色々読んでいます。今更だけど、『源氏』を完結してくれないかなあ。その前に『LOVELESS』の方が先か(読んでいないけれど)。
しばらくコミックスの感想書いていなかったけれど、ネタもなくなったのでちょっとだけ復活。