「ノンフィクションで見る戦後犯罪史」に事件概要を追加。
年末なので、色々と見直しました。といっても気が付いた誤字を直したり、忘れていた裁判結果を追加したりしただけですが。
それにしても、最近は単独事件もののノンフィクションが少ない。お手軽なムック本ばかりが増えています。それはそれで悪くないのですが、一つの事件について「真相」を追うような本が減っていることが残念です。そりゃ、一冊の本を出すのにべらぼうな労力と時間と費用が掛かることはわかっていますけれどね。わかっていると書いたけれど、どれだけ苦労するかは知りませんが。
ただ、布川事件は今年無罪判決が出て確定したのに、関連本が一冊も出なかったことについては疑問。やはり今年は、震災と原発関連の本が中心となっていたのでしょう。それはそれで当然のことなのですが、29年も獄中につながれた再審無罪事件の検証をしようとしている様子がないことについては、首をひねるしかないのです。
