1月28日午前3時、新日本プロレスのブラック・キャットさんが急性心不全で死亡。享年51。
新日本プロレスから離脱者が増えていく中での訃報。ジャパン勢による離脱後、新日本プロレスに10年以上在籍したレスラーで、ＩＷＧＰと名の付くベルトを持たなかったレスラーは彼だけだろう。さらに言えば、ＩＷＧＰと名の付くベルトに挑戦しなかったレスラーも彼だけだろう。メキシカンの通訳や、ＣＭＬＬとのパイプ作りなど、「縁の下の力持ち」という言葉が一番似合っていたのも彼だったと思う。そして、メインイベントに出なかったレスラーも彼だけだろう。今のレスラーで、前座に甘んじながらも「若手の壁」として長くやっていくことのできるレスラーがどれだけいるだろうか。彼のようなレスラーがいなくなったことが、新日本プロレスが衰退する原因の一つであったと思う（ＮＯＡＨには、彼ほどではないにしろ、泉田や井上がいる）。合掌。
