新日本プロレスの永田裕志、中西学、フリーのケンドー・カシンが「和解と新軍団結成」を正式発表。新日本プロレスにしては、久々にわかりやすい図式である。これに藤田和之、矢野通が加われば完璧。プロレスに求められるのは、明確な対抗図式。三十後半のアマレス出身者たちが、二十代の新世代エース予備軍と戦うというのは、実にわかりやすい。ジェラシー、キャリア、反発、年寄りなどコメントもしやすいだろうし。あとは蝶野あたりがしゃしゃりでなければいいのだが。この戦いの図式に、蝶野は不必要。いっそのことフロント入りして、ゲスト出演のみという形にしてほしい。ただ、この図式だと、西村修、天山広吉が入る余地がないな。天山はどうでもいいが(苦笑)、西村はまだまだ貴重なキャラクターだと思うので、うまい使い道がないだろうか。
そういえば昨日はNEW JAPAN CUP無差別級トーナメント1回戦が行われたんだった。ケンドー・カシンが中邑真輔に勝ったというのが紙面的なサプライズだが、個人的には稔が西村に勝ったことと、吉江豊がスコット・ノートンに勝ったことに注目したい。吉江という癒し系デブキャラは、もっと上で使われてもいい。
ところで、ノートンと中西のニュー・ジュラシック・パワーズはどうなるんだろう? せっかく結成したばっかりだったのに。この辺が、新日本の下手なところだな。