- 作者: 魔夜峰央
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2018/11/20
- メディア: コミック
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第98巻の終わりから延々と続いていた「イカロスの羽」がようやく完結。ミーちゃんがただ魔界を巡るだけのつまらない話が続いてどうなることかと思ったら、第100巻の半分が過ぎてようやくパタリロたちが登場してからは怒涛の展開。人類滅亡につながる話なのにどことなく呆気なさが残る展開は魔夜峰央らしいなと思うところはあるが、100巻らしく過去のキャラクターが立て続けに出てくるところは十分楽しめた。それにしてもバンコラン、マライヒ、ヒューイットといったレギュラーメンバーだけではなく、タマネギ44号、警察長官、サンダース部長、プラズマX、エトランジュといった元レギュラー、さらにデュモン、スカンキーといった悪役、1度しか登場しなかったパタリロの従兄弟のヨタリロまで登場。高円寺のおばさんまで出てきたが、今までどこにいたんだろう。他にも見たいキャラクターはいっぱいいたが、まあこれだけ出してくれればファンとしては満足か。昔みたいにもう少し読み応えのある長編を読みたかったところだが、それは101巻以降に期待したい。もうミーちゃん(キャラクターとして)はいらない。
当然のことながら、『パタリロ! 99.9 [トリビュート・ファンブック]』『泣けるパタリロ ─パタリロ!Bestセレクション─ 』『恋するマライヒ ─パタリロ!Bestセレクション─』『眠らないイヴ』も読了済み。娘の山田マリエが描いた『魔夜の娘はお腐り申しあげて』も読んだ。パタリロはときどき無性に読みたくなることがある。ギャグだけでなくSF、ミステリ、時代劇、ハードアクション、恋愛、人情もの、ホラー、妖怪など様々な要素が含まれた稀有の作品である。復調気味のようなので、これからもがんばってほしい。
舞台は見れなかったけれど、出演者が捕まった(不起訴になったけれど)ためにポシャったと思われた映画の方も来年に公開されるようなので、そちらは是非見に行きたい。
漫画の感想を書くのは久しぶりだけど、別に読んでいないというわけではなく、単に面倒になっているだけのこと。