平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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藤子・F・不二雄『オバケのQ太郎』第12巻(小学館 藤子・F・不二雄大全集)

藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎 (12)

藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎 (12)

藤子・F・不二雄大全集第2期第12回配本の一冊。本巻は『幼稚園』1965年1月号〜1967年2月号掲載、『よいこ』1965年8月号〜1967年6月号掲載作品に加え、「小学館の絵文庫」掲載作品を収録。カラーはもちろんすべてカラーで収録。全て単行本初収録作品。

今までの作品と違い、どちらかといえば正ちゃんよりQ太郎の方がお世話役というものが多いことが特徴。それでも、みんなの友達Q太郎という路線が変わっているわけではないが。内容そのものは幼年向けであるのだが、意外とページ数が多く、起承転結仕立てになっているものが多い。「ぽこにゃん」などのように2ページ程度で楽しさのみを前面に出している作品と比較するのも面白いかも。
オバQ自体はこれで完結だが、第3期からは新オバQがスタート。藤子F単独の筆によるオバQワールドと比較する楽しみも増える。