平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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被告が死亡する話

湖西市白須賀の海岸で平成十三年十二月にパキスタン国籍の建設作業員男性=当時(34)=の切断された遺体が見つかった事件で、男性を殺害したなどとして殺人、死体損壊・死体遺棄などの罪に問われ、一審静岡地裁浜松支部無期懲役を言い渡された同国籍、住所不定、元中古車販売業手伝いナワズ・モハメド被告(43)が死亡したため、控訴申し立てを受けていた東京高裁が公訴棄却の決定をしていたことが二十七日、分かった。

東京高裁や関係者によると、ナワズ被告は今月三日、東京拘置所内で心不全で死亡した。拘留中は自ら食事をとろうとせず、一審公判中から体調を崩していたという。検察側が即時抗告をしなかったため、高裁の決定は二十日に確定した。

昨年四月の一審判決によると、ナワズ被告は平成十三年十二月五日、当時居住していた沼津市内のアパートで男性の首を切りつけるなどして殺害し、頭部や手足を切断。翌六日に四つのビニール袋に詰めて、湖西市白須賀の堤防道路に投棄するなどした。弁護側は「十分な動機がなく、証拠の信用性も低い」などと無罪を主張し、判決を不服として控訴していた。(2006年6月28日 静岡新聞

情報を頂きました。有り難うございます。
ハメド被告は逮捕時からずっと無罪を主張。一審判決の記事を読む限りでは、動機がわからないものの、物的証拠がそろっている気もしていました。
ハメド被告は一審途中から食事をとらず、最終弁論時には車椅子で出廷するという状態でしたから、これは覚悟の自殺なのかな、と思ってしまいます。
支援活動を記載したHPは見あたりませんでしたが、そちらはどうだったのでしょう。逮捕当時から無罪を訴えるような被告なら、それなりに支援者がついてもおかしくはないのですが。
無期懲役判決リストを作っていますと、60歳、70歳代の被告もちらほら見かけます。もしかしたら、公判中に亡くなった被告がいるかも知れません。収監されて、すぐに亡くなった被告がいるかも知れません。公判中でしたら、被害者遺族にそのことが伝えられるでしょうが、刑が確定した後の場合はどうなんでしょうか。