平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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藤子・F・不二雄『ドラえもん』第11巻(小学館 藤子・F・不二雄大全集)

藤子・F・不二雄大全集第2期第4回配本の一冊。1971年度生まれ編の全73作品収録。今回は入学準備号もあるため、1編多い。幼年ものドラえもんの傑作「バタバタフライ」、作者が設定を忘れた?「ゲラメソブンピストル」、ペットには好かれる「かわいい石ころの話」、映画の元ネタになった「南海の大冒険」、世にも珍しい誉められ方の「出木杉グッスリ作戦」、ジャイアンエネルギーが恐ろしい「まあまあ棒」、あやとりもここまで来れば?「家元かんばん」、ブームを物語る「改造チョコQ」、マニアックなスネ夫の本領発揮「超リアル・ジオラマ作戦」、感動話「一晩で柿の実がなった」、童話もここまで変わる?「しあわせな人魚姫」「めいわくガリバー」、これぞのび太だ「なぜか劇がメチャクチャに」、未来はこうなる「のび太の息子が家でした」などを収録。
この巻はどちらかといえば、ギャグ系の作品が多いか。いろいろな角度からドラえもんを描いていこうという作者の試みなのかもしれない。それにしてもこれだけ読んでも、飽きが来ないのだから、ドラえもんという作品は本当にすごいと思う。