- 作者: 藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/11/25
- メディア: コミック
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
時代を感じさせる作品が多く、素直に笑えないのだが、それでも「ぼくらのゴーストタウン」みたいな作品を読むと、後の『ドラえもん』などに通じるような、日常から異世界への移動ストーリーが見られるのは面白い。
考えてみると、藤子日常ギャグ作品(A作品含む)で異世界から来る主人公の友だち(いわゆるのび太ポジション)に兄弟がいるのって、オバQと『パーマン』ぐらいじゃないか? 『パーマン』は妹ということを考えると、小学生の頃には絶大な影響力を持っている兄(大原伸一)という存在を描いたこの作品は結構貴重な気がする。この辺の分析を書いた評論ってどこかにないですかね。読んでみたい。