- 作者: 愛田真夕美
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/01
- メディア: 文庫
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大人気ゴシック・ロマン第3巻は、長編「カシスの庭」完結編と、長編「黒のコレット」途中までを収録。個人的には、「カシスの庭」でやめてほしかった。「黒のコレット」は、大人になったダニエルがコレットという女性に恋情を抱く話なのだが、ここまで来ると魔性の子だったダニエルが完全に普通人になってしまっているので、初期のムードが好きだった自分としてはがっかりしたことを覚えている。まあ、それでも最後まで読んだけれどね。やはり「鍵」あたりの伏線を収拾するには、最後の物語が必要だっただろうし。
解説のあとに、作者愛田真夕美が今ダニエルたちを描いたら、というイラストが載っているが、やはり15年以上経つと絵柄が全然違うね。