2005-03-05 恩田陸『ドミノ』(角川文庫) 本 感想 ドミノ (角川文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2004/01/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 94回この商品を含むブログ (271件) を見る 最初の人物紹介や、東京駅の地図にちょっとひいてしまったが、読み始めてすぐ物語にのめり込んだ。27人+1匹の登場人物を過不足なく、しかも短い文章で書き分けるその腕に脱帽。生保会社や子役のオーディションなどのリアリティも十分。まさにドミノ倒しのように事態がばたばた進み、結末までいきなりのフル回転。これは確かに面白い。恩田陸って、こういうコメディも書ける人だったんだ。読まず嫌いだったけれど、他の本も読んでみようかな。