林みかせ『うそカノ』第1巻（白泉社 花とゆめコミックス）

うそカノ 1 (花とゆめCOMICS)

片思いの入谷くんが「彼女のふりをしてくれる人=うそカノ」を探していると知り、すばるは思わず立候補!! いつかほんとの彼女になりたい……」一緒の下校、初デート、毎日ドキドキばかりだけれど、入谷くんがうそカノ探していた理由を知って……? 「大好き」はほんと、「彼女」はうそ。すばるの恋のゆくえは……!? 2013年6月刊。（粗筋紹介より引用）
『LaLa』に集中連載された1〜3話と、読み切り「ゆれる、こもれび亭。」「夏の涯」を収録。
何となく気になって買ってしまった一冊。ふりでもいいから彼女になれるのならと最初は喜ぶけれど、途中で空しくなる。まあどことなくお約束な展開ではあるけれど、それも含めて楽しむ作品である。ただ3話に収めるため、急ぎすぎた展開になっているのは残念。せめて1巻分（6話ぐらい）は欲しかったところ。それにしても本当の恋人になって2巻に続くってどういうことだ。
読み切り｢ゆれる、こもれび亭。｣は亡くなった両親の友人に姉妹が引き取られる家族もの。こちらもあと1話くらい読んでみたいなあ。どう見ても手を出すに決まっているじゃないか（笑）。
「夏の涯」はちょっとBL系な作品。可もなく不可もなく。