平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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紫堂恭子『イセングリムの夜警』第2巻(朝日新聞出版 ASAHIコミックス)

イセングリムの夜警 2 (朝日コミックス)

イセングリムの夜警 2 (朝日コミックス)

森での不思議な出来事に戸惑いながらも平穏な暮らしを取り戻したアメリア。そんな彼女のもとにある日お見合い話が舞い込んだ!! 一気に華やぐアメリアの周囲。しかし時を同じくして森の中に不穏な気配が立ち込めて――…。(粗筋紹介より引用)
求婚者3名が出てくる展開は、1巻の流れから見ると少々唐突な感がある。節目で大事な役割を果たすとはいえ、ウォルフの影が少々薄く感じるのは気のせいか。出版社側からの要請のような気もする。もうちょっとゆっくりとした流れを読んでみたかったが。どうでもいいが、アメリアの作る料理が美味しそうだなあ。『辺境警備』の頃から思っていることだが、料理の描写が本当に上手い。
残念ながら雑誌(WEBというべきか)が休刊になってしまい、移転先は2013年3月23日新装刊のハーレクイン社季刊誌『夢幻燈』。また装丁が変わって1巻から出るのかなあ……。