平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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川原泉『コメットさんにも華がある』(白泉社 ジェッツコミックス)

コメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)

コメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)

全国でも有数の超・新学校である私立・彰英高校で繰り広げられる、ちょっとかわった恋模様。

佐倉さんを男子だと思った生徒会長は?「その理屈には無理がある」、霊と同居の水音さんは隣人・化学教師と食卓を囲む?「その科白には嘘がある」、貧乏な山吹さんはお金持ち陣内君の部下に!?「グレシャムには罠がある」、ゾンビ大好きの真島さんの無愛想が招いたのは?「コメットさんにも華がある」の4編を収録(帯より大幅に引用)。

レナード現象には理由がある』以来5年ぶりの新刊となる、「〜があるシリーズ」第2弾。「コメットさんにも華がある」が『メロディ』2008年4月号で中断し、2011年4月号別冊ふろくで完結。この間、いったい何があったのだろう。
5年ぶりとなるが、今まで変わらぬ、ちょっと不思議で哲学的な川原ワールドを楽しむことができる。変わっていなくて一安心といったところか。