平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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加藤元浩『Q.E.D.―証明終了―』第39巻(講談社 マガジンコミックス)

Q.E.D.証明終了(39) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(39) (講談社コミックス月刊マガジン)

ボロアパートああばんひるずの開かずの間6号室で大家が首を吊って死亡。事件性もなく、警察は自殺と断定。2か月後、大家のアルバイトとしてやってきたのは水原可奈。頑固でケチだが自殺するはずがないと思った孫が、可奈たちに真相を突き止めてくれるよう依頼したのだった。「ああばんひるず6号室事件」。
MITのイオ教授はNASA退職記念に40年近く前の「ボイジャー計画」で通信部分を担当したチームのメンバーをハワイ島へ呼ぶとともに、かつての教え子である燈馬、シドたちを招待した。しかしその夜にイオ教授は失踪。明後日は35年前に亡くなったイオ教授の妻の命日だった。「グランドツアー」。
続くこと自体は感心するけれど、そろそろ燈馬自身の周辺で何か新しい動きが起きてくれないかなと思ってしまうぐらい安定レベルの状態。可もなく不可もなくという状態が続くのは、作者にとっても作品にとってもよくないことだと思うのだが。