藤子初の大ヒット作品となった『
オバケのQ太郎』のうち、『
週刊少年サンデー』1964年50号〜1965年22号他に掲載されていたもの。ようやく
オバQが今のスタイルに近くなったが、脇キャラはまだ
石森章太郎時代のもの。後のレギュラーキャ
ラクターである
ハカセが初登場する回も収録されているが、まだまだ脇が固まっていない。アイディアこそ藤子Fだろうが、後の他作品に較べるとドタバタ度が高め。藤子Aキャラでだったらそれほど違和感がないんだけれどね。藤子Fの若さが有り余っていたと解釈するべきか、それとも時代が要求させたものだったのか。
赤塚不二夫に引っ張られたところはあったかもしれない。
ということで、
オバQは今ひとつ好きになれないのである。