- 作者: 藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/07/24
- メディア: コミック
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ナンバリングを見ると、『ドラえもん』第1巻がFZ-001、『オバケのQ太郎』第1巻がFZ-027、『パーマン』第1巻がFZ-043となっている。パンフレット等にある第1期全33巻の並びを見ると、『ドラえもん』『オバケのQ太郎』『パーマン』『キテレツ大百科』『エスパー魔美』『バケルくん』『海の王子』『ジャングル黒べえ』となっているから、単純に推理すると『ドラえもん』は全26巻、『オバケのQ太郎』は全16巻(新を含む)ということになる。ただ月報を見ると『ドラえもん』は全20巻と書かれているから、残り6冊は大長編になるのか。1冊あたり3編収録されると藤子が直筆した全17作が収録されることになるし。ナンバリングが3桁になっているから、少なくとも100冊は出版されるということだろうか。それだと、第1期33巻という中途半端な数字も納得できる。どうやら第3期までは確実に出版するらしいから、100を3で割るとちょうどその数字になる。
本全集の『ドラえもん』は学年繰り上がり収録を採用。ということで第1巻に収録されているのは、1959年度生まれ編、1960年度生まれ編、1961年度生まれ編の全57話を収録。初期のナンセンスあふれる作品から徐々に『ドラえもん』の絵や方向性が固まって来つつあるところまでが収録されており、『ドラえもん』という作品の性格の移り変わりがよくわかる。月報や初出リスト、月報も嬉しい。作者の意向を無視した改変を元に戻しているという出版姿勢にも好感が持てる(とはいえ、「クル○○○ー」とかはダメなのね、『パーマン』を読むと)。タケトンボも当初のヘリコプターに直っていた。
単行本に初収録されたのは「やきゅうそうどう」「オーケーマイク」くらいか? 残りは読んだ記憶がある。
ようやく出版された藤子F全集。続きが楽しみである。