不朽の名作第15巻は、巨大アリ編の完結編と、鉄人にせもの編。鉄人にせもの編だが、鉄人ほどではないとはいえ、一見したら操縦者の正太郎君まで見間違うほどのロボットを作る技術があるのなら、無理に盗む必要がないような気もするが、まあそれは突っ込んじゃいけないんだろう。それに鉄人を盗まなくても、他のロボットを作った科学者たちを集めればいいだけという気もするが。このあたりから、鉄人を巡る闘いの動機付けに無理が少しずつ生じてくるのだが、これだけ長い間連載を続けていれば仕方がないか。それでもただロボット同士を戦わせるのではなく、様々な角度から闘いのパターンを作っていくところは、さすがというべきところである。