2005-12-28 横山光輝『コメットさん』(講談社) 漫画 感想 コメットさん作者: 横山光輝出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/05/24メディア: コミック クリック: 10回この商品を含むブログ (10件) を見る1967年、「週刊マーガレット」に連載された「横山光輝最後の少女漫画」(実際は「クイーンフェニックス」があるが、これは別物だろう)が「原作完全版」として初単行本化。九重佑三子や大場久美子主演のドラマでお馴染みの作品だが、原作の方は第一部完のまま、未完状態だった。 当時の横山少女漫画らしい作品で、横山少女漫画の集大成という位置づけに頷けるものがある。ドラマの方が売れてしまった分、描きづらくなってやめてしまったというのは納得のいく動機であるが、やはり最後まで書き続けてほしかった。 復刻ブームのおかげで、こういう作品が読めるようになったのは嬉しい。