「死刑確定囚リスト」「死刑執行・判決推移」を更新。
内閣改造前の執行は可能性があると思っていたが、小林光弘死刑囚の執行にはさすがに驚き。というか、危ない位置にいるだろうから、第三次請求棄却の後、すぐに第四次請求を提出しているのかと思っていた。まあ、別に法律違反でもないし、有罪無罪を争う死刑囚でもないので、執行そのものに文句を言われる筋合いはないだろう。そもそも第三時まで再審を請求していたけれど、焦点になっているのは殺意の有無だけだろうから、再審請求が通るのは100％ないだろうし、再審請求の連発による執行逃れは明らか。ここ数年、そのような死刑囚による病死が相次いでいたから、これはいかんと法務省も重い腰を上げたのだろうか。それとも、5人を手に掛けた死刑囚を再審請求逃れによる病死にはさせないという執念だったのだろうか。
あとねえ、小林死刑囚に殺された遺族の言葉ぐらいは耳にすべきだと思うよ、死刑廃止派も。少なくとも「長い道のりだった」「ようやく供養になる」などの言葉を聞いても、簡単に「極めて遺憾」と口にするような人にはなりたくない。
それとこれは勝手な推測だけど、裁判員裁判で確定した死刑囚の執行はないと思っていた。理由は単に、最高裁で確定した死刑囚がまだいないから。ということで、可能性があるのは裁判員裁判を経て初めて最高裁で判決が下される松原智浩死刑囚の死刑が確定した以降は危ないと考える。もっとも正式に確定するのは10月以降だし、そのあとすぐということもないと思うので、裁判員裁判を経た死刑囚の執行は早くても来年以降だと思っている。
