平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

犯罪の世界を漂う

「死刑に関するニュース」に9件追加。
無期懲役判決リスト 2009年度」に1件追加。
「死刑確定囚リスト」「死刑執行・判決推移」を更新。
三崎事件で3人を殺害したとして判決を受けた荒井政男死刑囚が9月3日に死亡。82歳没。裁判記録の全てを読んだわけではない。確証があるわけではないが、拘留中の死刑囚で冤罪の可能性がもっとも高いのは袴田巌死刑囚、大森勝久死刑囚と荒井政男元死刑囚だったと思う(感想なんだから、突っ込みは無しで)。なお奥西勝死刑囚の場合は、冤罪の可能性が高いんじゃなくて、有罪判決を下すだけの証拠がないと思っている。それにしても再審請求から18年も放りっぱなし。地裁も審理が怖くて逃げていたとしか思えない。それにしても、同じく冤罪の可能性が高かった波崎事件の富山常喜元死刑囚と同じ日に亡くなったというのは、何かの因縁があるとしか思えない。
広島市で母子3人が亡くなった殺人放火事件で、一審無罪判決(求刑死刑)を受けた中村国治被告の控訴審が広島高裁で7日結審した。当時の記事を読んだ印象だけなら間違いなく有罪だったので、一審が無罪判決だったことに驚いたものだ。12月14日に判決があるが、どうなることやら。この事件は、被告の印象が悪すぎる。10年近くまともに仕事をせずに遊び暮らし、借金も抱えていた。事件後は家を建てたり車を買ったりして保険金を簡単に使い果たしている。動機だけでいったら100%クロ。まあ証拠らしい証拠がないし、印象だけで有罪無罪を語っちゃいけないのは重々承知しているが……。一審無罪から二審死刑判決とウルトラCは考えられないので、有罪だったとしても無期か。とはいえ、一審判決を追随するような気がするけれども。